「包括的歯科治療」ってなに?

明けましておめでとうございます。

ブログの更新が遅くなり申し訳ありません。

豊中市岡町駅より徒歩4分「なかふじ歯科クリニック」院長の中藤信也です。

今回は、インターネットでしばしばみられる
「包括的歯科治療」ということについて少しお話しさせていただければと思います。

「むし歯の洪水」という言葉を聞かれたことはあるでしょうか?
40年ほど前の日本における歯科治療は、我々歯医者も国民もはに関する正確な知識や関心が足りなく、診察できる歯医者自体の数も少なかったため、むし歯の治療が非常に多く、むし歯を削って詰めるという治療がメインでした。

時代は変わり、なぜそうなったのか原因を追求し、口腔内を一つの機能する臓器として捉え全体的に治療を行うことが大切であるという考え方に変わってきています。
これが「包括的歯科治療」です。


歯磨きが正しくなく磨き残しがあることが原因で、むし歯になってしまった場合、正しく磨けるようにならないままむし歯の治療をしても、同じことを繰り返すことになります。
大切な歯を守る大切なことは、治療を繰り返さない環境を整えて、その状態を維持することです。
お口の中のトラブルの原因は大きく分けて
「むし歯」「歯周病(歯槽膿漏)」「歯が耐えれる以上の過度の咬む力」「適切な時期に適切な治療を受けなかったことによる治療の繰り返し」の4つに分けられます。
また、これらの原因は、ほとんどが症状がなく進行していきます。

これは、人にとって栄養をとる食事は非常に大切なことで、少しのことで痛みというシグナルを出せば食事が取れなくなるからとも言われています。

ですので、「痛みがないから」「症状がないからと」治療しなければいけない状態を放置したままにしておくと、正しく咬めなくなり、最悪の場合には「咬合崩壊」を起こしてしまい治療が非常に複雑になったり、治療できなくなってしまうこともあります。

 

 

 

 

 

 

そうならないために、適切な治療を適切な時期に行う「包括的歯科治療」はとても大切な考え方だと思っています。

当院では、この包括的歯科治療を取り入れ、積極的に取り組んでいます。
長期にわたり、放置してしまい治療が複雑になってしまった場合でも
、出来るだけ良い口腔内状態へ戻しそれを長く維持できるよう日々治療を行なっています。
 


 

歯の治療は、シンプルな治療でも複雑な治療においても

家を建てる時によく似ています。
家を建てる時、その土地の地盤がしっかりしているか調査を行なった後に設計図を書き、その設計図に基づき、家を建てていくと思います。

歯の治療においても、むし歯ができたから削って詰めるのではなく
その歯自身がどのような状態か、周りの歯や歯の周りの組織(歯茎等)がどのような状態か診査・診断を行なった後に、どうすればしっかり機能し(よく咬めて)見た目がよく、長く維持できる状態へもって行けるか、必要があれば歯の模型上でシミュレーションを行なってから治療計画を立て、治療することが大切であると考えています。

患者様により、治療に対して求められることは様々であると思います。
「しっかり咬めて美味しく食事がしたい」
「歯並びを気にせず思いっきり笑いたい」
「繰り返さない治療を行い、歯を大切に守りたい」
「歯や被せものの色や形に違和感があるので違和感をなくしたい」
などが挙げられます。
昨今、歯科治療の技術や知識に関する発展は目覚ましく、40年前に比べると治療のオプションは多岐にわたります。
違和感がなくしっかり咬めるインプラント治療や、悪い歯並びや病的に不適切な歯の位置を是正する成人矯正治療が代表されるものですが
歯茎の環境を整えたり、歯周病でダメージを受けた骨を再生させる再生療法等もあります。

当院では、まず、どのような口腔内環境へ整えていくか、ご希望を伺うことが適切な治療を行うための第一歩と考えています。
そのため、当院はカウンセリングを大切にしております。
些細なことでも遠慮なさらずにお話しいただければ幸いです。
「地域の皆様が笑顔になるのを目指して、グローバルスタンダードな治療を提供する」ことがモットーのなかふじ歯科クリニックを今後とも宜しくお願い致します。

 

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