【歯のクリーニングだけで虫歯・歯周病を防げる?プロケアの本当の効果】

「定期的に歯のクリーニングをしているから大丈夫」
そう思っていませんか?
実は、クリーニングだけでは虫歯や歯周病を完全に防ぐことはできません。
しかし、正しい頻度と方法で受けることで、お口の健康寿命を10年以上延ばす可能性があることもわかっています。
今回は、歯のクリーニング(プロケア)の本当の効果と、
より効果的に活かすためのポイントを詳しくご紹介します。

🦷 1. 「歯のクリーニング」と「予防歯科」は別もの?
「歯のクリーニング」という言葉は、一般的に**歯石や汚れを落とす処置(スケーリング)**を指します。
一方、「予防歯科」は、単に汚れを取るだけでなく、虫歯や歯周病が発生しにくい環境をつくることを目的にしています。
つまり、クリーニングは予防の一部であり、
「原因を除去する作業」+「再発を防ぐ管理」の両輪が大切です。
💎 2. プロケアで得られる3つの効果
① 歯石・プラークの徹底除去
家庭のブラッシングでは落とせない歯石やバイオフィルムを、
専用器具で安全に除去します。
歯石を放置すると、細菌が歯ぐきの中まで入り込み、
歯周病や口臭の原因になります。
② 歯ぐきの炎症・出血の改善
歯石を取るだけでなく、歯ぐきの中の細菌層を減らすことで、
炎症が引き、出血が減少します。
軽度の歯周炎なら、定期的なプロケアで自然に治ることも。
③ 歯の表面の強化・再石灰化
フッ素やミネラルを使った仕上げ磨きにより、
虫歯菌に溶かされにくい歯をつくります。
これが「虫歯になりにくい歯質づくり」のベースです。
⏳ 3. どのくらいの頻度で通うのがベスト?
多くの研究で、3〜4か月ごとの定期メインテナンスが最も効果的とされています。
日本では年1〜2回の方が多いですが、
それでは「歯石がつききってから取る」サイクルになってしまい、
“治療型”に逆戻りしてしまいます。
なかふじ歯科クリニックでは、
患者さまの歯ぐきの状態・磨き残し・生活習慣をもとに、
最適な来院間隔をご提案しています。
🩺 4. クリーニングだけでは防げないこともある
クリーニングは大切ですが、万能ではありません。
歯並び・咬み合わせ・被せ物の段差など、
「汚れがたまりやすい“構造的な原因」が残っていると、
再発のリスクは高まります。
特に歯周病は、噛み合わせの力のバランスが深く関係しています。
定期クリーニングに加えて
咬合チェックや被せ物の調整も合わせて行うことで
より長期的な安定が得られます。
📍豊中・岡町のなかふじ歯科クリニックでは、
歯のクリーニングからメインテナンス、咬合診断までを一貫して行い、
「治療しない未来」を見据えた予防歯科を提供しています。
久しぶりの方も、まずはお気軽にご相談ください。













